こんにちは、hacomono開発本部フィーチャー部フィーチャーグループのすがじゅんです。
近々のトピックは好きなアニメが最終回を迎えてしまって、何を楽しみに週末を待てば良いのかわからなくなってきたのが悩みです。
最近hacomonoでプロダクトエンジニア360°フィードバックを初めて行ったので、その仕組みや感じたことなどを改めて書いていこうと思います。
(Product Engineer Nightイベントで発表した内容は以下の通りです)
hacomonoでのプロダクトエンジニアの定義
前提としてhacomonoでのプロダクトエンジニアとは
「プロダクトの成長を軸にオーナーシップを持って追求・越境していくエンジニア」という定義をしています。
また、求められるスキル、マインドとしては次のように定義しています。


360°フィードバックの目的
フィードバックをするにあたっては以下の目的を掲げました。
- 他部署(PDM、PJM、QA、デザイナーなど)と越境できているのか?正しいマインドを兼ね備えているのか?
周りからどのように見られているのかを得て成長材料とする
- 得意、不得意分野を把握する
- プロダクトエンジニア以外のプロダクト開発に関わる
メンバーにも役割について理解してもらう
- リーダー、マネージャーにおいては指導や組織編成の材料とする
具体的な実施内容
次のフローで実施します。
被評価者は評価者を指名
- 同じ職種のメンバーを除く
- 一定期間密にコミュニケーションを取ったメンバーを指名対象とする
評価者はGoogle Formで以下の内容について入力
- 5つのマインドに基づいた行動ができていたか
- 評価者から見る、その人にとっての強みの部分・弱みの部分
- 感謝・ねぎらいのひとこと
設問内容
5つのマインドの中から好奇心を例に取ると以下のような設問になっています。1(最低)~4(最高)の基準で評価します。
フィードバック対象者はお客様の業務に対して、業務フロー・課題についてどれくらい理解しようと努めていましたか?
- フィードバック対象者からのアクション(資料を読む・質問をする等)は把握できなかった。業務フローや課題を理解していない言動が見られた。
- フィードバック対象者からのアクション(資料を読む・質問をする等)は把握をしていたが、業務フローや課題を理解していない言動が見られた。
- フィードバック対象者からのアクション(資料を読む・質問をする等)は把握をしており、業務フローや課題を一定以上理解していた。
- フィードバック対象者からのアクション(資料を読む・質問をする等)から、回答者自身に新たな気づき疑問点を生じさせ、改めて調査をする深堀り再考をするアクションを促すことができていた。
フィードバックシートサンプル

私のフィードバックシート(一部)
少し恥ずかしいですが私のフィードバックシートを一部公開します。
全体平均と照らして比較的高かった箇所、低かった箇所を選別しています。

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フィードバックコメント
私が受け取ったフィードバックのコメントです。こちらも一部抜粋してお見せします!

フィードバックを受けて感じたこと
- 思ったより、あたたかなコメントが多くてシンプルに嬉しかったです。
- コミュニケーション部分に関しては比較的良い評価をもらえた一方で、設計や実装ではより高い水準を期待されていると受け取りました。
- 自分にしかないフィットネス業界のバックグラウンドをもっと活かして欲しいという思いを感じました。
- 自身の長所・短所を俯瞰して見れたことはとても参考になりました。
次のステップに進むために
私は毎週月曜日の朝イチに前週の振り返り(業務内容はどのようなものだったか、タスクの進行度はどうだったか)を行っているのですが、そのタイミングでプロダクトエンジニアとしての働き方の観点も追加し、この1週間の働きがどうだったかを振り返ることにしました。
また、人事評価担当(リーダー)は私のフィードバック結果を知っているので、1on1などで足りない部分がどう改善したか、良い部分は継続できているかをヒアリングしてみることも実践してみることにしました。
今後のフィードバック制度の展望
現段階では人事評価とは未連動ですが、今後は結果を目標設定に反映していくなどの運用も想定しています。また、今回は評価を受けたいメンバーを任意で選定しましたが、全プロダクトエンジニアの施策として定着させることも想定しています。
もちろん、アンケートの内容についてもブラッシュアップしていく予定です。
まとめ
今回、フィードバックを初めて受けてみて自分を知る良い機会をいただきましたが、「よかった」で終わりにしないようにします。今後も継続的にフィードバックを受けることで認識をアップデートしていけたらと考えています。
社内外問わず「私はプロダクトエンジニアをしています」と自信をもって言えるように努力を続けていきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!
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