はじめに
こんにちは!hacomono IoT部FieldOpsグループの千賀龍一、通称「せんちゃん」です。2023年7月にhacomonoへ入社し、約1年9ヶ月が経ちました。FieldOpsグループでは、hacomono IoT製品の設置に関するサポートや問い合わせ・不具合対応などを行っています。
この記事では、入社当時の印象や生活面での変化についてご紹介します。
自己紹介
せんちゃん(32歳)、愛知県出身で現在は千葉県在住です。大学時代は昆虫学研究室に所属し、「天敵と害虫の垂直分布について」などの研究に取り組んでいました。卒業後は、施工管理やビル管理など、現場を中心とした実務経験を積んできました。現在は双子の姉弟(2歳9ヶ月)のパパとして育児も楽しみながら、hacomonoで働いています。
前職は、SaaS企業とは異なるアナログな現場業界でした。施工管理やビル管理の世界では、対面コミュニケーションと紙ベースの作業が主流で、デジタル化はこれからという状況でした。ビル管理では法令で定められた点検作業を決まった時期に実施する必要があり、柔軟な対応が難しい勤務形態でした。また施工管理時代は、お客様の工期に合わせた夜間作業や監督業務が発生し、妻に大きな負担をかけることになってしまいました。

hacomonoとの出会い
双子の子育てをしながらの通勤は大変でした。特に子供たちの突然の発熱で急なお迎えが頻発していたため、家の近くで働ける職場を探していました。しかし、これまでの現場経験を活かせる仕事となると、条件の合う求人がなかなか見つからず苦労していました。
そんな中、リクナビNextでhacomonoの求人を見つけ、フルリモート・フルフレックスという文字に目を疑いました。「本当にこんな働き方ができるのだろうか」という気持ちでカジュアル面談に臨みましたが、企業理念や社風、働き方について詳しく伺ううちに、本当に柔軟な働き方が実現できる環境だと確信しました。
実は応募後に気づいたのですが、以前から様々なジムでhacomonoのサービスを利用していた経験がありました。

hacomonoを選んだ理由
私がhacomonoを選んだ最大の理由は、自身の運動経験です。学生時代は体育会に所属し、社会人になってからも継続的にジムに通っていました。しかし、コロナ禍でジムがアナログ管理の完全予約制となり、運動の機会を失ってしまいました。この経験から、同じような課題を抱える人々の運動機会を守りたいという思いが芽生え、hacomonoへの入社を決意しました。
また、面接プロセスでの出来事が、私のhacomonoへの印象を決定的なものにしました。応募後、面接予定のタイミングで、当時1歳にも満たない双子の子供たちが同時に入院することになりました。入院には大人の付き添いが必要で、私が共に入院せざるを得ない状況でした。予定の面接時間での実施が難しくなり、病院の休憩スペースの個室ブースからオンライン面接をさせていただけないかという、かなり無理なお願いをしました。もちろん別日程の候補もいただきましたが、諸事情によりそれも難しい状況でした。そんな中、hacomonoは快く時間を調整してくださり、病院からの面接を受け入れていただきました。この柔軟な対応に、hacomonoが社員や家族を大切にする会社であることを強く実感し、入社への思いがさらに強くなりました。

異なるフィールドから見える新しい可能性
前職では、現場での対面コミュニケーションが基本で、決まった時間に出社し、紙の書類を手渡しで確認する習慣がありました。一方、hacomonoでは、電話でのやり取りは最小限で、基本的にはSlackを通じたコミュニケーションが中心です。お客様とのやり取りもオンラインMTGやメールが主体となっています。
この劇的な変化には最初は戸惑いがありました。特にオンラインMTGは初めての経験で、画面越しでのコミュニケーションに慣れるまでに時間がかかりました。資料を投影しながら話をする際、身振り手振りでの説明が画面に映らず、意図した内容が伝わりづらかったり、マイク設定や画面の投影場所を間違えたりと、様々な苦労がありました。
しかし、この経験は今では大きな強みとなっています。実際に現場を担当される施工業者の方々の中にも、hacomonoとのMTGが初めてのオンラインMTGという方が多くいらっしゃいます。そういった方々に対して、私自身が経験したつまずきポイントをお伝えすることで、より親近感を持ってMTGを進められるようになりました。当初の苦労が、今では顧客との良好な関係構築に活かされています。

IoT部の特徴
IoT部では、ロックQRやロックワイヤレスと呼ばれる認証システムを用いた無人運営に欠かせない機器を提供しています。特に私の所属するFieldOpsチームは、施工や保守などの現場対応も担当する独自のポジションを確立しています。このデジタルとフィジカルの両面からお客様をサポートできる点が、私たちの最大の強みです。
私の前職での現場経験が、このポジションで活きているのを日々実感しています。お客様が実際に使用される際にどういった施工が必要なのか、どのような方法で利用されるのかを把握しながら、ご案内や運用後の保守対応業務を行っています。
日常の業務としては、市場に出ているデバイスの状態確認、施工会社様やオーナー様への施工方法の説明、故障している、または故障の予兆がある製品へのアフターフォロー業務などを行っています。お客様から直接「ありがとう」と言われることや、施工会社の方々との会話の中で設置の注意点やより良い施工方法についてアドバイスをして感謝されることが、私の大きなやりがいとなっています。
一方で、現場にいらっしゃるお客様や施工会社様との電話でのやり取りが多く、実際の現地の状況が把握しづらいという課題もあります。そのため、写真を送っていただいたり、現場でビデオ通話をしていただいたりしながら、最短で解決へと導けるようにサポートを心がけています。

生活面での変化
フルリモート・フルフレックスという柔軟な働き方により、仕事と育児の両立が実現できています。共働きでの双子育児で最も大変なのが、子供たちの体調管理です。特に2023年の5月から12月頃は、二人揃って保育園に通えた日が毎月数回程度しかありませんでした。一人が病気になると、もう一人も時間差で発症してしまい、通常なら2〜3日で済むところ、追加で3日ほど休む必要があり、実質1週間ほど仕事ができない状況も珍しくありませんでした。さらにその後、治っていた子供が再度発病するという繰り返しでした。
前職では業務の属人性が高く、自分でないと詳細が分からない仕事が多すぎて、子供の看病中でも結局出勤せざるを得ないことが多々ありました。しかし、hacomonoに入社してからは、有給の看護休暇を柔軟に取得でき、子供が寝た後の時間に重要な仕事だけ他のメンバーに依頼するなど、通勤していては絶対にできないような柔軟な対応が可能になりました。
また、通勤時間がなくなったことで、その時間を子供たちとの大切な時間として活用できるようになりました。フルフレックス制度のおかげで、子供を寝かしつけてからの細かい時間に事務作業などを行うことができ、育児と仕事の両立がよりスムーズになりました。さらに、夕食の準備や保育園の先生との連絡なども余裕を持って行えるようになり、家族との時間を大切にできる環境が整いました。

最後に
入社から約1年9ヶ月が経ち、hacomonoでの働き方が私の生活にもたらした変化を実感しています。フルリモート・フルフレックスという働き方は、当初想像していた以上に、家族との時間を大切にできる環境を提供してくれました。また、前職での現場経験を活かしながら、新しいデジタルの世界で活躍できることにやりがいを感じています。
特に、IoT部FieldOpsグループでの業務は、デジタルとフィジカルの架け橋となる重要な役割を担っており、お客様や施工会社様との信頼関係を築きながら、より良いサービスを提供できることを誇りに思っています。
これからも、家族との時間を大切にしながら、hacomonoの一員として、より多くのお客様に価値を提供できるよう努めていきたいと思います。双子の子育てと仕事の両立という新しいチャレンジも、この素晴らしい環境の中で実現できることを心から嬉しく思います。
p.s. 私事ですが、つい先日土日にプラス2日間有給を使い沖縄旅行を子供達と堪能してきました。初めて尽くしの子供たちと楽しい休暇を取得できるのもhacomonoの強みです!

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