hacomono TECH BLOG

フィットネスクラブやスクールなどの顧客管理・予約・決済を行う、業界特化型SaaS「hacomono」を提供する会社のテックブログです!

大企業と比較したhacomonoエンジニアの働き方

インテグレーションチームでエンジニアをしているひらゆーです。

2023年5月に入社してはや1年と少しが経ち、hacomonoエンジニアとしての働き方が徐々にわかってきたため、前職で僕が経験した大企業での働き方とそれぞれ比較をしてみようと思います。

前職

僕が前職で勤めていた会社はグループ全体で5万人以上、エンジニアチームも複数あり僕が所属していた部署のエンジニアだけでも70人ほどの規模でした。毎年新卒を数百人規模で採用しており人の入れ替わりも多かった印象です。

そんな企業の中で僕は人材系のポータルサイトの一部機能を開発しており、メインはバックエンドでたまにフロントエンドの開発も担当していました。

スキル

前職の大企業で働いていた時は技術的なスキルというより「調整力」が求められていたように思います。
大企業では多くの部署や関係者と連携する必要があるため、プロジェクトのスケジュール管理やドキュメントの準備、プロジェクトのメンバー調整を行う必要があります。ビジネスサイドや顧客との対話も欠かせず、プロジェクトの進行には多方面との調和を図る力が要求されていたように感じます。

その一方でhacomonoのエンジニアは「技術力」とその幅広さが必要とされているように思います。バックエンドからフロントエンド、さらにはAPI連携やクラウドインフラまで多方面の知識が必要となる様々な種類のタスクを担当することがあります。コードを書いている時間は圧倒的に増えたため開発エンジニアしてるな〜と日々感じることができます。

プロジェクト

プロジェクトの進行速度に関しては意外と大きな差は感じませんでした。
僕の所属しているチームが中規模以上の開発を担当することが多いという背景もあってか、ガントチャートを利用してスケジュールを引きそれに沿って開発を進めるという点でも似ています。

ただ大企業では各フェーズの納品用ドキュメント作成が必要であったり、細かい部分の仕様変更も全体のミーティングで合意を取った上で文書化して作業を進めるという部分はありました。
その点でhacomonoは要件やユースケースに沿って柔軟に仕様を変更していきスピード感を持って開発を進めていくことができます。

使用ツール

大企業ではみなさんのイメージにある通りエクセルでプロジェクトの管理やドキュメントの作成を行っていました。
僕が所属していた開発チームはスプリントを回しての開発を行なっていたので、カンバンボードを独自に利用していましたが、それもエクセルから落とし込んだもので両ツールでの進捗管理をする必要がありました。

hacomonoでもスプレッドシートを使用してスケジュールの管理を行いますが、基本的にはチケット単位でタスクを管理していて、それを着実に消化していく形でプロジェクトを進行します。
またデザインにはFigma、仕様設計にはNotionを使用するなど、ツールが用途別に細かく分かれています。これにより各ツールから瞬時に情報を引き出すのが難しい場合もありますが、全体としてプロジェクト管理が効率的に行われているように思います。

日々の学習

ここは大きく異なる点の1つだと感じています。
前職ではGoogleの「20%ルール」に似た制度が導入されており、月の労働時間の20%を技術学習や業務外の活動に充てることができました。
この時間を利用して自分の興味のある技術やビジネススキルを学ぶことができましたし、週に一度の勉強会で業務に必要な知識をエンジニアチーム全体で共有する機会もあり、業務の時間内に勉強のための時間が設けられている形でした。

一方hacomonoでは毎日のタスクを通じて新しい技術を習得していくスタイルです。
各タスクに取り組む際に必要な技術や知識をその度に学びながら業務を進めていきます。もちろん困った際にはチーム内で相談することもできますし書籍の購入制度もあります。
またhacomonoには技術力の高いエンジニアが多く所属しており、先人が書いてくれた大量のソースコードがあり、プロダクト自体が豊富なサンプルコードになっているため、それを参考に業務を進めていくことができます。
場面に応じて様々なスキルに触れることができるため、入社してから多くのことを学べている(はず。。。)

やりがい

やりがいに関しても異なる魅力があるように思います。
大企業でのやりがいは何といっても大規模なプロダクトの一部を開発しているという達成感です。
社会的にも名の知れたプロダクトに携わることができ、その一部分を担当するだけでもこのプロダクト作ったんだよ〜と友達に自慢することができます。

hacomonoでのやりがいは常に色々な技術にふれ、ある程度自身の実装をプロダクトに反映できるところです。
自分の実装がプロダクトに与える影響が大きく自分でこの機能を作り切ったと言えるところにやりがいを感じます。
さらに最近担当したプロジェクトではお客様のところに訪問させていただき、実際に自分が実装した機能を使ってもらうというタイミングがありました。エンジニアになって以来初めて目の前で自分の開発したものを使ってもらうという経験に緊張と達成感を感じました。

最後に

大企業とhacomonoのようなSaaS企業での働き方には、会社の規模やフェーズに伴った差があるように感じました。
もちろんどちらがいいというものではなく、自身のキャリアや理想の働き方にあった方を選んでいけるといいのかなと感じています。
僕はこの先もhacomonoで技術力を磨いてプロダクトに貢献できるよう精進していきたいと思います。


株式会社hacomonoでは一緒に働く仲間を募集しています。
エンジニア採用サイトや採用ウィッシュリストもぜひご覧ください!