こんにちは、hacomono VPoE の矢嶋です。最近は車に取り付けた霧島レイというレーダー探知機のレベル上げに勤しんでおります。
今回は弊社の評価制度である「バリュー評価」をどのように実施、改善しているかというお話をさせて頂ければと思います。
バリュー評価について
hacomono では、私たちがチームとして成長していくために必要と考える5つのバリュー (行動指針・価値観) を定義しています。
個人の専門性の高さや仕事の成果だけではなく、その過程や取り組みおいてこれらのバリューを体現しているかどうかも重要視しており、採用や評価、1on1 といったシーンで日々擦り合わせを行っています。
OKR チェックインミーティング
工藤の記事でもご紹介させて頂きましたが弊社の開発チームでは毎週金曜日に1週間を振り返る OKR チェックインミーティングを開催しています。
このOKRチェックインミーティングの中で開発メンバーの「今週実現出来たバリュー」について自薦、他薦で報告する場があり、このバリューを毎週金曜日に思い出すのが大変、という課題が浮上いたしました。
そこで以下の様な仕組みを作り、運用してみることとしました。
- Slack Workflow から投稿を受け付け、Slack チャンネルへの投稿&Google スプレッドシートへ登録する
- Google スプレッドシートへの登録をトリガーに Notion へ転記する
この様に2つのワークフローで構成されており、どちらも Zapier という iPaaS を利用して実現しております。
この仕組みによりバリューについて即座に称賛する事が出来る様になりました。
「Value Hero 始まる」
会社のバリューを体現する人を表彰する
— 蓮田 健一 / hacomono CEO (@kenhasuda) September 3, 2021
hacomono values hero 2021
始まるそうです。
目指せヒーロー pic.twitter.com/JNqok3HSE8
https://twitter.com/kenhasuda/status/1433725795214630913
バリュー体現を称賛するイベントを全社展開することとなり、今まで開発のみで実験的に実施していた仕組みを全社展開する運びとなりました。
しかし全社員が投稿するようになったためか、開発チームが投稿を萎縮してしまう様になってしまいました。
そこでもっと気軽に投稿できる様、学生インターンにバリュー投稿の仕組みを改善して頂きました。
- バリュー体現している Slack 投稿に reaction する
- Bot が Slack reaction 付与者へ投稿を依頼する
- reaction 付与者が投稿する
- Slack チャンネルへの投稿&Google スプレッドシートへ登録する
学生インターンについて
hacomono では今年の8月から3名の学生インターンの方に一緒に働いていただいております。まだ3ヶ月ですが、インターンの方々にたくさんの改善を行っていただいております。
RUN for 投稿ボットなどは企画が持ち込まれた即日にリリースするというスピード対応でリリースして頂けました。
hacomono社内企画「RUN for」
— 蓮田 健一 / hacomono CEO (@kenhasuda) October 16, 2021
みんながランニングで消費したカロリーを、貧困国の子供達へのランチに変換して寄付します。
・食べすぎて生活習慣病になる我々先進国
・食べられず餓死する貧困国
食の不均衡と、日本のウェルネスを変えるため、身内から実践する第一歩。次は業界も巻き込む予定です pic.twitter.com/OIWrITUUcg
https://twitter.com/kenhasuda/status/1449175828021985280
おわりに
私たちも日々、以下の課題に対する改善を進めておりますが、なかなか追いつかない現状があります。
- PdM、開発共に手が足りておらず、開発・フロー両面で細かい改善の方になかなか手が回せていない
- お客様に価値を素早く届けるためのデプロイ高速化
- 組織拡大に伴うコンテキスト境界の設計
もし、これらの課題解決にご興味お持ち頂けた方がいましたら是非ともお話させて頂ければと思います。
その他、課題・今後の取り組みをまとめた採用ウィッシュリストというものを作っていますので、こちらもぜひご覧ください。