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hacomono Feature部のQAエンジニアが2週間でやっていること

こんにちは、hacomono QA部のたっきー(滝田)です。

hacomonoの開発本部には複数の開発チームがありますが、その中でも私はFeature部のQAエンジニアとして活動しています。
リリースサイクルを2週間としているため、今回はそんな私の2週間の動きをお届けします。

背景

今年2024年1月には開発本部の体制変更に伴い、QA部も変化しています。
QA部としても様々な取り組みを実践中であり、今後はこれまで以上に改善活動が加速していきます。
そのため、「今」のQA部の動きを残しておこうと思い立ちました。

QA部の構成

QA部は社員8名、業務委託が12名の計20名が所属しています。
組織拡大にあわせて1年で約2倍になりました。
QAエンジニアは開発の各部の担当として置いており、所属は異なります。
QA部にフィーチャー部担当のQAエンジニアが3名いる、といった形です。

1スプリントのサイクル

スプリントは2週間、各種イベントは下記サイクルになっています。

  • 1週目
    • 水曜日:スプリントプランニング、テスト設計開始
    • 木曜日:
    • 金曜日:
    • 月曜日:テスト設計完了
    • 火曜日:テスト実施開始
  • 2週目
    • 水曜日:
    • 木曜日:テスト実施完了
    • 金曜日:リグレッションテスト
    • 月曜日:レトロスペクティブ
    • 火曜日:リリース

スプリントプランニング

QA部内と開発部全体で1回ずつ行います。どちらも30分程度です。

QA部内のスプリントプランニングでは下記を確認しています。

  • リリース対象の概要把握と見積もり
  • ストーリーポイントを設定
  • 懸念点や不安要素の確認と相談

開発部全体のスプリントプランニングでは下記を確認しています。

  • リリース対象に漏れがないか
  • ビッグバンリリース*にならないか
  • 他グループに影響を与えるモノがあるか

*大きなリリースのこと。リリース対象の量が多い、影響範囲が広い場合の表現として使用しています。

テスト設計

リリース対象のモノに対するテスト設計です。
他QAエンジニアと開発担当者のレビューもここで行います。

テスト実施

テスト設計したモノを使ってテストを実施します。
不具合起票や修正、修正後の確認を行います。

リグレッションテスト

市場で不具合が発生した際にユーザーに致命的な影響を与えてしまう箇所に対する、リグレッションテストです。
基本的には毎スプリントで同じものを実施しています。
ただし、新機能や改修があった際はメンテナンスを行います。

レトロスペクティブ

スプリントの締めにQA部で振り返りを行っています。
Good・Keep・Problem・Tryを採用しており、他者へ感謝も伝えるようにしています。

リリース

検証環境にて確認を行い、問題がなければ無事リリースとなります。
リリースされることと、リリース内容は開発部以外も把握できるようにSlackチャンネルで全体に周知しています。

リリースが済んだらまたスプリントプランニングを行い、次回リリースに向けて動くという日々を送っています。


まとめ

いかがでしたか?1スプリントのサイクルをイメージいただけたでしょうか?

今回、問題点や課題については触れませんでしたが、もちろんいくつも課題を抱えています。

  • テスト設計→テスト実施の順番になっているため、テスト実施工数が圧迫されやすい
  • 設計から実施までの時間が空くため、思い出すのに時間を要する
  • 早めに開発が終わってもテストが始められない

などなど。

課題は他にもありますが、ドメインにあわせたチーム編成、新たなテスト手法の導入を行い、絶賛改善活動中です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は私の2週間を紹介しました。

hacomonoでは採用も行っておりますので、興味をもっていただいた方はぜひご連絡をお待ちしております!

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