はじめに
こんにちは!
株式会社hacomonoの Engineering Office でアシスタントをしているみーこです。
hacomonoはフルリモート勤務の企業。
とはいえオフラインでの集まりも大切にしており、年間を通じて大小さまざまなイベントを開催しています。
そのなかで最も大きなイベントが、全社イベントのhacofes。
そしておそらく2番目に大きいであろうイベントが9月の終わりに開催されました。
そう、それがプロダクトチームの社内イベントである 「9月だョ!全員集合」!
「全員集合」is 何?
いつもはフルリモートの私たちだからこそ、イベントのときはオンラインとのハイブリッド開催ではなく、リアルに集まろう。
集まって顔を合わせることで、ふだんは見えづらいモニター越しの相手の顔をイベント後には思い浮かべられるようになろう。
そんな想いから「全員集合」という言葉をイベントに冠しています。
イベントスタート!
これまではhacomono原宿オフィスでの実施でしたが、昨年の開催から1年経ちメンバーも大幅に増えたため、今回ついに社外での開催となりました。
会場は原宿オフィスから徒歩3分のところにあるSCC千駄ヶ谷コミュニティセンター。
今年の4月にできたばかりの新しくて開放的な、hacomonoを導入いただいている施設です!
まずは受付でSlackのアイコン画像付きの名札を受け取って……
イベントスタートです!
当日のタイムテーブル
今年はメインのコンテンツを2つ用意しました。
前半は「コミュニティブース」。
有志で組んだチームで、下記のようなことを企画し出展します。
- 自分たちの業務を伝えたい。体験してほしい
- オンラインでやっていることをオフラインでやってみたい(モブワークなど)
後半は「新機能提案コンテスト」。事前準備制のハッカソンです。
- 5名程度1チームで「お客様が思わずWoW!というhacomonoの新機能」を考えプレゼンする。
- 可能ならPoCレベルでもいいのでデモ実装まで行う
- こんなの作りたかったけど、チャンスがなかったというものの原型を作るチャンス!
こちらは立候補したメンバーを運営が適宜チーム分けしました。
ここから、すべてのグループをレポートしていきます!
コミュニティブース
まずはコミュニティブース。なんと今回、全部で8ブースもの出展がありました。
ユーザーストーリーマッピング by デザイン部かんちゃん・メイさん(通称:カンメイ)
デザインチームで取り入れられているユーザーストーリーマッピング(ユーザーに提供する機能を視覚的に整理する手法)の体験会です。
▼参加者感想
- デザイン部とはいえ、かなり業界解像度が必要な作業をされているんだなと感心しました。
- やるやらを決める際に、ユーザー目線以外にもコストやリソースなど色々な観点で取捨選択する必要があるということで、その判断・決定の記録が残っていくことは重要に感じる。
- 顧客解像度の高いセールスやCSのメンバーに参加いただけると、プロダクトサイドのユーザーストーリーに対する背景理解が、かなり高まりそうな印象を受けました。
Dify屋(ハンズオン) by SEGAのハードを選んだ人間 by VPoPEやじさん
Dify は LLM(大規模言語モデル、要するにAI) API を用いたアプリケーションを No Code で構築できる SaaS / OSS です。
この DIfy SaaS 版を用いてアプリケーションを作るお手伝い、並びに簡単なデモをしていました。
▼参加者感想
- SEGA関係なかった(TT)。1st StepのChat Botは本当に簡単なStepでそれなりの動くものができてとても驚いた。
- ワークフローでAI処理を書いていけるのは非常に興味深かった。短時間でやるには少々課題が重い感じでした。
- 技術的なスキルがなくてもAIツールを作成できるのは良かった。また、直感的なUIを使用して、チャットフローやインターフェースを構築し、短時間でAIを活用できるイメージが湧いた。
モブプロでその場でフロントエンドのテストコード書いちゃおう会 by フロントエンド有志
hacomono のフロントエンドにテストコードを追加する、楽しいモブプログラミングセッション。実際のコンポーネントに対してテストコードを書いていきます。
▼参加者感想
- フロントエンドの苦手意識が強く、テストだとなおさら抵抗感あったが楽しく実施できました。少しフロントエンドのテストに対する抵抗が減りました。template側にはロジック書きたくないよねという話もできてよかったです。
- これから学ぼうとしている領域だったのでめっちゃタイムリーでした!時間が限られていたので全部のシナリオを進めることはできませんでしたが、render関数には便利なメソッドがたくさん含まれているということ、各種マッチャーもフロントに即して便利なものが多数用意されていることなどが理解できたので、入口として非常によいコンテンツでした。
プラットフォームと愉快な仲間たち by プラットフォーム部
プラットフォームチームが頻繁に使っているStep Functionsのハンズオンを複数人で行い、プラットフォームの仕事内容を体感。
また「数値でみるプラットフォーム」という資料も用意されていました。
▼参加者感想
- 4人ずつ2グループに分かれて、途中まで実装されているSlack×StepFunctionsのじゃんけんゲームを完成させる。ほぼ9割くらいできているので、ワークフローの中でループする位置を変更するだけだが、全体のイメージが掴みやすかった。
- StepFunctionsについて知れたのと、使い方も少しだけ理解できた。テナント追加のワークフローの長さも面白かった。
- プラットフォームチームが利用しているStepFunctionsがどういったものなのかというのがイメージしやすかった。ハンズオン形式ではあったがこまめにサポートしながら作業してくれたのは良かった。
💁ブース出展メンバー、プラットフォームチームかいかいによる Step Functions でのじゃんけん実装についての記事もどうぞご覧ください!
SRE 3分クッキング -現場の課題の解決策を添えて- by SRE部有志
hacomonoが成長過程だからこそ感じる課題に対して、SREならではの課題解決策を軽妙なトークとともに披露。
タイトルになぞらえて、説明するメンバーがエプロンをつけていました。(かわいい)
▼参加者感想
- インシデント対応のつらみ、どの会社も一緒な雰囲気はある。waroomで自動化していくらしい。インシデント対応のタイムラインを生成してくれるのは良さそうだった。(デモあり)
- サポートチームでも活用できたらなという機能があり(顧客カルテ)、つい終わったあと質問してしまいました。
- とてもシビアな数値を気にしなければならない中で、漫然と対応するのではなく普段の業務で自動化できること、削減できることを常に意識していることが伝わり、自分たちはどうかと見直す必要があると考えるきっかけになりました。
あいおーてぃー by IoT部有志
IoTチームで実際に起こったイベントを体験するすごろくゲーム。ゲーム内でhacomono IoTチームのメンバーとなり新製品開発の過程での悲喜こもごもを味わえる、手作りながら本格的なゲームです。
▼参加者感想
- やっていることはボードゲームだが、それを全てゼロイチで作ったと聞いて驚き。なかなか身に刺さるパンチのある人生ゲームをポップに作り上げてるなと思った。楽しみながらレトロスペクティブをした。そんな気持ちです。
- スゴロクが、開発と運用に分かれている点も実態にそった内容になっており、モノを作ったら終わりではなく、運用の費用の方がかかるというのもリアルに感じましたし、とても学びが多かったです。
💁ブース出展メンバーであるIoT部こんちゃんによる企画の裏側紹介記事もどうぞご覧ください!
ペーパータワーチャレンジ by 社内スクラムコミュニティ
チームで協力して制限時間内にできるだけ高いタワーを作ることが目標。この過程で、スクラムの重要な要素である自己組織化やコミュニケーションを体験することが目的です。
▼参加者感想
- 短い時間での作業であり最初の作戦会議で役割分担を実施、構造もイメージ図を出し行けるだろうと進めたら構造的に強度がなく自立することなく終わってしまった。初期の構想設計が如何に重要かを知れた。
- スクラムにおける振り返りの重要さが身にしみてわかった。次回取り組む際はより上手くやれるビジョンをチームで共有できた気がする。
- 短時間でメンバー間とコミュニケーションが取れて、悔しさとか感情も動いて楽しかったです!コミュニケーションが必然なので仲間意識も芽生えますね。チームビルディングによさそう👏
バックエンドのリアーキテクチャお試しモブプロ会 by リアーキテクチャ&イネーブルメント部 バックエンドパート
hacomonoバックエンドのアーキテクチャ改善を題材としたモブプログラミングの会。
▼参加者感想
- 技術のスペシャリストの方が議論したり、技術に興味のある参加者の質問にも答えていたりと、話を聞いているだけでも十分なぐらい学びがあった。
- Usecase にドメインのロジックを書く今のスタイルだと保守に限界があることを再認識した。テスト頑張る、対面レビューする、という小手先の努力だけでなく、こういった根本のところを改善していかねばと思う。
- 最後ちょっとだけ見学をさせてもらったが、この手の議論をする場は単発イベントではなく継続してやっていくべきと感じる。
わたしは8ブースすべて見てまわったのですが、どのブースも熱くて真剣!なのに楽しい!
出展者のみなさんの、自分たちがふだん考えていることや実施していることを共有しようという心意気がまず素晴らしく、見学者の方々もその熱意と工夫を存分に楽しんでいました。
そして通常あまり関わりのないチームとの交流を広げるという成果がありながらも、それだけでは終わらずに、ブースで得たものをその後の自身の業務にどういかすかを自然と考えている様子が印象的でした。
新機能提案コンテスト
コミュニティブース出展に続いて行われたのは、新機能提案コンテスト!
全6チームが、約1ヶ月の準備期間に作ったものをプレゼンします。
チーム1
チーム2
オーディエンスも熱心に耳を傾けます
チーム3
チーム4
審査員であるCxOやVP・社外顧問の方々から、各チームごとにコメントやフィードバックをいただきます
チーム5
チーム6
審査結果発表!
全チームの発表が終わり、いよいよ審査結果の発表です!
審査員とオーディエンスからの投票をあわせて優勝チームを決めます。
まずは準優秀賞の発表。
準優秀賞を獲得したのは…チーム2のみなさん!
準優秀賞の景品は、Xiaomi Smart Band 9 です!
このスマートバンドはシャオミが提供する、フィットネスや健康管理をサポートする次世代のウェアラブルデバイス。ウェルネス領域でのプロダクトを開発しているhacomonoらしい景品です。
運営からは「ぜひ、日々の健康をモニタリングしつつよりhacomono開発に取り組んでいただければと思います」とのコメント。おめでとうございます!
そして栄えある最優秀賞は……
チーム6のみなさん!
最優秀賞の景品は、CANDY HOUSEセット!
家庭用のスマートロックで有名なセサミとNFCと指紋認証機能を追加するセサミタッチ、そして、スイッチなどを自動化するセサミボットのセットです🎉
最近自宅に導入し、家族からも超好評だという運営メンバーからは
「自宅のスマート化から店舗DXとはどうあるべきなのかを考え今後のプロダクト開発にも活かして欲しい気持ちを込めて、自宅DXセットをお送りします!」とのコメント。
チーム6のみなさん、おめでとうございます!
コンテストの6チームいずれも、ふだん所属している部署がバラバラなメンバーで組まれていました。
そんな即席のチームにもかかわらず、この1ヶ月という短い準備期間に(しかも通常業務の合間を縫って!)アイデア出し・ビジネス観点の検討そして実装、さらにチームによっては凝ったデモ動画の作成までしていて、こんなことまでできるの?すごすぎない…?とプレゼンの間じゅう口が開きっ放しでした。
中にはすぐにでも製品化されるのでは?してほしい!と思うアイデアもいくつかあり、プロダクトについていつも真剣に向き合っているhacomonoの未来、明るいなー!という思いを新たにしました。
さいごに
さて、コミュニティブースと新機能開発コンテスト、どちらのコンテンツも盛況のうちにイベントも終盤。
閉会式ではCTOまこさんからの挨拶があり、最後は全員で記念写真!📸
来年の全員集合イベントも楽しみです!
株式会社hacomonoでは一緒に働く仲間を募集しています。
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