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QA部でコミュニケーション活性化のためにCoffee Chatをはじめてみた

こんにちは、QA部SETチームのモーリーこと森島です。

現在QA部のメンバーはhacomono社員が8名、業務委託が11名、アルバイトが1名とかなりの大所帯です。
半年前には半分強の人数でしたが、多くの方と縁があり現在の規模になりました。

また、QA部内の体制にも変化がありました。
いままでは、1つのQAチームとして特定の機能範囲の担当はいたものの専任ではなかったため、QA部全員で色々な機能のテストを実施していました。
現在は、プロダクトチームごとの専任QA体制となりQA部内でもプロダクトチームと同じ数だけチームが存在しています。
そのチームはそれぞれに朝会やふりかえりなどを実施しており
QA部全体でも朝会をして情報共有などを密におこない、QA部全体で品質のサポートができるようにしています。

以前はリソースに応じてその時々でコミュニケーションを取る人が変わっていましたが
チームに分かれたことにより、チーム内でコミュニケーションが完結してしまいチーム間でのコミュニケーションがやや少なくなってきてしまいました。

またhacomonoでの働き方はフルリモートであるため、オフィスでちょっと近くの人と雑談が生まれづらく、チーム間のコラボレーションによる偶発的な発見などが起きづらい状況でした。
メンバーからも「最近他のチームの人と話す機会が減った」という意見がいくつか聞こえてくる状況でした。

そんな状況を打破するべく新しいコミュニケーション活性化施策を取り入れてみたので紹介いたします。

コミュニケーション活性化施策

前提として

hacomonoはフルリモートでの働き方を前提として様々なコミュニケーション施策があります。

フルリモートにも関わらず、全社員が集合するオンサイトイベントが1年1回あったりプロダクト開発部では半期に1回オンサイトイベントがあったり、各部などで開催する懇親会も適切な頻度や目的があれば費用を支援してくれたり、といった施策があります。

またQA部でも人となりを知るために、QA部のデイリーミーティングに今日の一言というコーナーを設けており、5分くらいで自分の好きなトピックを話すことを継続しています。
トピックは最近はじめたスマホゲームの話や、最近見た映画、各自のお住まいの地域のイベントを紹介したり、おすすめの食べ物や行きつけのお店だったり、と多種多様な仕事以外の話を繰り広げています。

hacomono全体で、非同期コミュニケーションを加速させるために、相手の人となりを知ってコミュニケーション摩擦を減らすような同期的なコミュニケーションの取り組みが多彩です。

QA部シャッフル雑談会

そんな前提を踏まえて、QA部ではオンラインでのメンバーをシャッフルする雑談会を開催しました。

開催内容
  • 予定:QAメンバー全員を任意参加で招待した週1回30分のカレンダーを設定
    • Coffee Chatと同じくお気に入りの飲み物とお菓子を用意することを記載
    • 水曜日(週半ばのお楽しみ)の15時くらい(おやつ時間)に予約
  • ツール:Google Meetを利用
    • ブレイクアウトルームを事前に1部屋3〜4人程度になるような部屋数を設定
  • 進行:
    1. 主催者(または共同主催者)によりブレイクアウトルームを以下の設定で開始
      • 参加人数に応じて部屋数を調整
      • シャッフル機能でメンバーをシャッフル
        • 2人部屋にならないように調整するため移動
      • タイマーを設定(8分 OR 12分)
    2. 1.を繰り返す
      • タイマーが8分なら3回、12分なら2回

最初のタイムボックスは8分で3回実施してみましたが、意外とあっという間でした。
タイマーをセットしておくと強制的に時間になったらメインルームへ戻るのでちょうどよい機能でした。

なお、タイマーの時間はあとから上書き設定することで延長することができます。
主催者はブレイクアウトルームの各部屋に移動する権限を持っているので、それぞれの部屋を覗いてみて盛り上がっていたら、延長してみてもいいかもしれません。

実際にやってみて、メインルームに戻ってきたときのメンバーの顔が心なしか笑顔が多かった気がするので、そこそこに盛り上がったのではないかと思います。

施策の他社事例と背景

この会を開催するにあたり参考にした他社事例とシャッフル雑談会になった背景を説明します。

他社事例

フルリモート企業でコミュニケーション文化としてパッと思い当たったのがGitLab社で実施しているCoffee Chatでした。 handbook.gitlab.com learn.gitlab.com

Coffee Chatは上述の記事にある通りリモートでは仕事に関する会話に終始してしまうので、日常について話したり、お気に入りの飲み物などについて共有する素晴らしい機会としてGitLab社で推奨されています。

シャッフル雑談会になった背景

このコンセプトは素晴らしいと思い取り入れたいと思いましたが、hacomono QA部の環境の場合以下の点が少しハードルになるかと思いました。(余計なお世話かもしれません)

  • Coffee Chatの開催方法:
    • Donut Botを利用しない場合、能動的にカレンダーに登録したりする必要があること(文化になっていないのでいきなり登録するのに心理的ハードルがありそう)
  • 1対1でのコミュニケーション:
    • みんなが雑談上手とは限らず沈黙の時間になり気まずい時間になり、次回より参加が嫌になること(できれば成功体験からその人のことをもっと知りたい欲求が湧いてから、雑談に慣れてから挑みたい)

そんな要らぬ心配から少し体裁を変えつつ、ただコンセプトは変えずに開催できる内容を考えました。

まだシャッフル雑談会は始めたばかりですが、もう少し続けてみたあとに参加率が落ちないようであれば、オリジナルのCoffee Chatの形に移行していいかもしれません。

まとめ

QA部で新たにコミュニケーション施策としてシャッフル雑談会をはじめてみた内容を共有してみました。
まだ効果のほどは未知数ですが、メンバーからの反応が上々であれば別の記事で近況報告しようかと思います。

またオリジナルのCoffee Chatは共通点はあるが定期的に交流がない人とペアになることで意図的に視野を広げる機会になっています。

そういった点ではQA部内で実施することはやや範囲が狭いので、QA部とソフトウェアエンジニア、デザイナー、PMといったプロダクト組織の中から、カスタマーサクセス、営業やマーケティングといった普段関わりが薄いプロダクト組織外の人ともつながりを持てることでもっと強い組織にしていくことも目指していきたいです。


hacomono QA部ではQAエンジニア、SETエンジニアを積極的に採用しています。
下記の募集要項をご確認の上、少しでも気になった方はぜひお気軽にお問い合わせやカジュアル面談のご連絡をいただけると嬉しいです。

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