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エンゲージメントサーベイを導入した話

この記事は hacomono advent calendar 2024 の6日目の記事です

はじめに

こんにちは!
株式会社hacomonoのエンジニアリングマネージャーをしているはまーです。
今年3月にhacomonoに入社して新たな環境でチャレンジを開始することになり、プライベートでは娘(5歳)と息子(2歳)を溺愛し、気がついたらあっという間に半年ちょっとが経過し年末を迎えておりました。正に、光陰矢の如し、時が経つのは本当に早いものです。。。
そんな私がhacomonoに入社してからプロダクト組織で新たにエンゲージメントサーベイを導入したのですが、「なぜエンゲージメントサーベイ?」とか「実際トライアル〜導入してみてどうだった?」などをお伝えします。今後何かしらのサーベイを検討される方の一助になればと思います!

背景とか諸々

先ず、私がhacomonoに出会ったのが2023年の暮れだったのですが、2024年3月1日に迎えた入社以前に感じていたことは「hacomonoの開発組織はとても雰囲気が良さそうだな」でした。それは選考でお会いさせて頂いた方々との会話を通じて感じていたことであり、「直感」で感じたことでした。
そして年が明け2024年3月、いよいよhacomonoへ入社しました。その後しばらく経過して感じたことは「入社前に感じた通りの組織・人だな」でした。そして、トップダウンというイメージは無く「チームとして」というイメージが高まりましたが、まだまだボトムアップ!と言えるところまでは至ってないかなという印象も少々ありつつ。

以前、急成長中の会社で社員数は爆増、一方で退職者も爆増するような良くある?稀有な?環境に身を置いていたこともあり、この規模で組織を去られる方が殆ど居ないというのは正直驚きましたし、入社前の期待通りというよりも、良い意味で期待を裏切る(上回る)状況だった日々が昨日のことのように思い出されます(時が経つのが本当に早い…光陰矢の….)。
そんな私が入社後色々な方とお話をさせて頂く中で感じたことがありました。皆さん概ね同じようなご意見で「良い環境(会社、人、組織、その他諸々)だと思う」だったと記憶しており、私自身も同じように感じていたので特に違和感はありませんでしたし、相対して頂いている皆さんのホスピタリティが高い、高すぎました。

一方で、「何が?」とか「どこが?」という具体例が多くは出てこなかったことも記憶しております。誰も彼も良い状態と感じているんだけど、それを言語化することや数値化・可視化するところまで手が回っていないんだなとは感じました。
それに対して私が感じたことは以下の2つです。

  1. より良い状態、より強い組織への進化のポテンシャルの化け物なのではないか。
    • 会社や組織や一緒に働く人に対しとてもポジティブな感情を持っているが、今より更に良い状態へ引き上げるアクションにまでは至れていないのではないか。
    • もしそうだとしたら、そんな人々が集まっている場でアクションしたら、一体どこまで高みに向かってしまうんだ、、、。
  2. 今まで急成長している組織で体験・経験してきた「成長痛」のようなものがどこかに潜んでいるのではないか。
    • 無いと思う、思いたい、その一方で、何かしら生まれる兆候や生まれたての「もやもや」をいち早く解消しより良い状態を作れるのではないか(正にウェルネスっぽい?)。
    • 私のような「おじさんの嗅覚」ではなく、しっかりと根拠に基づいた方法でやるべし。


どうしよう?

そんなことを感じたので、早速とある弊社CTO(以降まこさん)に相談することにしたのですが「いきなりあれこれ言ったら不味いかな…」なんてことは全く考えない私。が、流石に状況を伝えて「あははは」というのではなくある程度事前に自分の中で現状とその対策は考えてはおきました。
で、何を考えたかというと、

  1. 従業員満足度調査(これだけ「調査」なのか。。。)
    • この調査から見えるものは「会社から社員」に与える環境などからの働きやすさ
      • なんか違う、コレジャナイ感
      • この組織の強みを活かしていく進化論とは別路線だと感じる
  2. モチベーションサーベイ
    • なんか良さそうな気はする
    • でもこれは「個人」の仕事に対するやる気や意欲を数値化・可視化するものだな
    • 惜しい
      • でも個人じゃない
      • このチャレンジを「チーム」で活用する感が欲しい
  3. エンゲージメントサーベイ
    • 「会社とのつながりの強さ」を数値化して把握し改善することが目的
      • 従業員が会社や仕事に対してどれだけポジティブな感情を持っているのかを測定
        • 主体的な取り組みができているのか
    • あぁ、コレダ感
      • 把握した状態に対し、チームで改善に取り組む
      • コミュニケーションも高まり良い感じ


….ま、なんか違ったら別の方法を考えよう、と。
予定通りに話を聞いて聞いてくれるまこさん。本当ありがたい、感謝。
と、通常であればここから早速ツール選定!というところなのですが、以前使っていたとあるサーベイがあったので、それをトライアルしてみることになりました。もちろん、それ以外のサービスも確認・検討しましたが、エンゲージメントサーベイという点では今回利用したWevoxが頭一つか二つ抜けているなという印象が強くありました。
ちなみに、超概略としてはWevoxというサービスでは「気付き」を得ることを1つのテーマとされており、「気付き」に対してトップダウンではなくチームとして取り組む、といったコンセプト(のはず)にFit感を感じました。
なので、早速トライアルへ。

トライアル結果

先ず、かなり独断でトライアルに協力頂いた皆さん、いつも本当にありがとうございます!多忙なエンジニアの面々にこの手の協力依頼はちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)申し訳ないなと思いつつ、ポジティブに対応頂けて本当に感謝です!


気になる結果がどうなったかというと、「B+」というかなり良さげな、かつ納得感のあるスコアが出ました。トライアルをご対応頂いた担当の方も少し?驚かれていたようです。
※どんな軸で数値化されるのかご興味のある方はWevoxの方をご確認頂ければと思います。

「あぁ、やはりこの辺りのスコアが高くなるんだ」と思う一方で「良い中でも比較的低いスコア」が出た項目もありましたが、あくまで「比較的」なので、過去利用していた際のスコアと比べると低いとは感じませんでした(一体どんな組織にいたんだ、、、と)。
結果から「気付き」を得る、それに対してトップダウンではなくチームとしての取り組み、アクションを行うというWevoxの思想通りだったのでは無いかと思います。
実施結果を確認する中で、これらに対するアクションを行うことでより良い状態を実現する1つの指標になり得るという感覚を持つことはできましたし、実施に協力頂いた方々からはかなりポジティブな反応を頂けた(はず)のではないかと。
そんなこんなでトライアル自体は概ね良好な結果だったと思います。

本格導入&まとめ

そんなこんなで本格導入が決まり、いよいよ本格導入を進めることに。ですが、、、新米の私がアレコレ手間取ったり準備不足だったりで、思ったより初回サーベイが遅くなってしまいました(この場をお借りして…申し訳ありません)が、無事利用を開始しました。
11月末時点で2回ほどサーベイを実施(月1回)したのですが、これを活用して「進化」しているのか?というと、まだまだこれからより浸透させ、アクションに移していく段階にありますが、限定的な組織・人数で行ったトライアルと異なる点として、広く組織の状態が見えるようになったことは新しい「気付き」を得られているように感じます。

今回hacomonoのプロダクト組織は「エンゲージメントサーベイ」を選択し「進化のポテンシャルの化け物」として本領を発揮していくのは2025年を迎えてからになりそうかなとは思っていますが、これらの活動(だけでは無いですが)を通じ、より良い・より強いhacomonoのプロダクト組織になっていく姿に今後はよりご注目頂ければと思います!


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