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放置されがちな UI 改善、委員会制で解決してみた



こんにちは!
最近コナンのアニメを1話から見始めた UX 部エンジニアのすちのです。

優先度が低いタスクはついつい後回しにしがちになってしまいます。
特に UI/UX 改善は機能的な問題がないため放置されやすい課題の1つです。
今回は hacomono がこの課題についてどう取り組んでいるのか、UI 改善委員会の活動についてご紹介します。

UI 改善委員会とは?

hacomono プロダクトの UI/UX 改善を積み上げ、既存ユーザーの体験を高めることを目的とした委員会となります。
簡単に言うと、「いつかやりたいけど優先度が上がらずにずっと残ってしまう」タスクに手を出していく組織です。

以前のブログでも紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

発足当時から変わったこと

以前のブログにも記載がある通り、発足当時はプロダクトの UI 改善とデザインシステム構築を当委員会で担当していました。
しかし、UI 改善のフィードバックが増えたり、UI 改善とデザインシステムに関係するメンバーがズレていってしまいました。
そのため、デザインシステム構築は独立した新たな委員会で担当することとし、現在 UI 改善委員会は UI/UX 改善のみを担当しています。
これにより各委員会の目的や役割が明確となり、それぞれの課題に集中して取り組めるようになりました。

活動の流れ

フィードバック収集

Notion に社内メンバーから気楽に起票していただいています。
ハードルが低くなるようテンプレートを「要望・提案」「不具合」「質問」で分けて作成し、それに沿って記入していただくようにしています。

委員会内での方針決め

委員会にはデザイナー、UXライター、エンジニアが参加しており、毎週の定例でフィードバックについてどう対応するか、それぞれの視点で意見を出し合い方針決めを行います。

仕様・デザイン検討

仕様や文言、デザイン検討から入る必要がある場合はデザイナー、UXライター持ちのステータスとなります。
各担当者が持ち帰り検討し、再度定例に持ち寄ってレビューを行います。

実装

すぐに実装へ入れる状態だったり、仕様・デザイン検討が済んだものをエンジニアが実装します。

QA

実装したものを QA チームに依頼して不具合が発生していないか確認します。
簡易的な変更の場合はスキップすることもあります。

リリース

現時点では hacomono ではリリースが2週間ごとにあり、改善対応を毎回5件程度リリースすることができています。

これまでの改善事例

実際に UI 改善委員会が行なってきた改善事例をご紹介します。

フォームのデザイン修正

左上と左下の角が丸くなっていなかったのと、右端の border が消えてしまっていたのを修正しました。


年齢表記の統一

サイト内で年齢の表記が「数値のみ (25) 」だったり「数値 + 歳 (25歳) 」だったり「数値 + 歳 + 月齢 (2歳10ヶ月) 」とバラバラになっていたものを統一しました。

分かりづらい UI の改修

設定画面で「表示する」と「非表示にする」が混在していたり、ラベルが長かったりとパッと見で分かりづらい UI となっていました。
これをラベルを簡素にしつつラジオボタンに変更することで見やすくなりました。


まとめ

ちょっと使いづらい、分かりづらい、好ましくないなど、挙動的に問題がなくても改善が望まれる UI/UX の課題は、どうしても優先度が下がりがちになってしまいます。
しかし、そのような課題について委員会を立ち上げ継続的に改善していくことで、プロダクトへの印象や信頼感は徐々に上がっていくと思っています。
今後もプロダクトを良くするために尽力していきます 💪



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